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予約の有無別にみる待ち時間に対する外来患者の満足度

平成28年4月に発表された厚生労働省の調査結果から、診察までの待ち時間に対する外来患者の満足度について、予約の有無による違いをみていきます。

満足している割合

上記調査結果から、予約の有無別に診察までの待ち時間に対する外来患者の満足度をまとめると下表のとおりです。

予約有の場合、男女ともに、満足している割合が50%以上になった時間帯はありません。そして待ち時間が30分以上になると、男女とも10%台に落ち込んでいます。

予約無の場合は、待ち時間が15分未満で満足している割合が男女ともに50%を超えています。ただし、待ち時間が1時間を超えると10%台に落ち込みました。

満足している割合が10%台になる待ち時間は、予約有の方が30分早くなっています。

不満の割合

予約有では、待ち時間が30分未満で不満の割合が男女とも10%台ですが、30分以上になると30%を超えました。そして1時間を超えると不満の割合が50%程度になりました。

予約無の場合は待ち時間が30分までは、男女とも不満の10%台ですが、1時間30分を超えると50%程度になりました。不満の割合が50%程度になる待ち時間が、予約有の方が30分早くなっています。

予約自体が、待ち時間を短くするための手段ですから、予約有で待ち時間が長くなるほど、不満に思う割合が高まるのは当然といえます。医療機関としては、患者を待たせることに対する配慮を怠らないようにしておきたいところです。

厚生労働省「平成26年受療行動調査」
平成26年10月に実施された、全国の一般病院を利用する患者(外来・入院)を対象として、層化無作為抽出した一般病院を利用する患者を調査の客体とした3年ごとに実施される調査です。外来患者の有効回答数は99,690となっています。なお、上の表では、その他、無回答の回答を省いてあるので、全体で100にはなりません。

詳細は、次のURLのページからご確認ください。

http://www.mhlw.go.jp/toukei/list/34-17.html

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