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診療所の損益差額、給与額は?

平成30年度の診療報酬改定が目前ですが、過去2回の改定はネットでマイナス改定でした。これらは診療所経営にどう影響したのでしょうか。今回は、厚生労働省「医療経済実態調査」より、一般診療所の結果に注目します。

入院診療はマイナスでも外来はプラスに

今回の調査では、2度のマイナス改定等が起因して総じて経営悪化傾向が見られ、損益差額率も低下もしくはほぼ横ばいとなっています。

下表は、一般診療所(全体)の主な数字をピックアップしたものです。(以下、平成29年3月末までに終了する直近の事業年(度)を「前年」と記載します。)

入院診療収益が1.2%の落ち込みである一方で、外来診療収益で0.2%の伸び、介護収益では全体で1.8%の伸びが見られます。費用については、給与費が1.7%増加し、利益を圧迫しています。

特に在宅療養支援診療所は、一般診療所全体と比べても給与費率が高く、損益差額率も低い結果となりました。次期改定には、在宅医療を後押しする更なる支援策が求められています。

院長の給与伸び率は3回連続マイナスに

次に、一般診療所(全体)の前年の職種別常勤職員1人平均給与年額をまとめると、下表になります。

特に院長給与の伸び率は、過去3回連続のマイナスとなりました。

厚生労働省「第21回医療経済実態調査の報告(平成29年実施)」
http://www.mhlw.go.jp/bunya/iryouhoken/database/zenpan/jittaityousa/21_houkoku.html

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